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フォーチュンアート

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作品『INSIDE BOX』2020年制作

 

アルミ一斗缶に開いた一つの穴 その穴の中をスマホで撮影して完成する作品。 この箱の中のを写した画像の光景を、私たちはどの様に感じたり、考えたりするのか。

それはINSIDE BOXのもう一つの意味「型通りの考え方」によって画像を通して見えてくる世界は、各々の思想、情報、感情によって変わってゆく。

画像だけでは決して真実を映し出したは言えないのである。

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作品『Apparition』

 

2020年制作 死んだ小鳥と人形、子ども用ロザリオ、ストロベリーフィールドの花によって表された「命と神の絆」 煩わしい囚われの世に存在しても、我々はすでに神との絆を持って生まれている。

「神の国」はいつでもこの世に出現する時を待っている。

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作品『ティトノス』2020年制作

 

樹脂に閉じ込められた蝉と古い鋳物の時計、古い目覚し時計で形作られた作品。

蝉となった人間ティトノスは明け方と夕方、生命の始まりと終わりの時を告げる。

死とは本当の命を生きることと繋がっている。

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作品『愚者たちのカーニバル』2019年制作

 

剥製たちによるダークなカーニバルパレードは単なるカーニバルのパレードでは無く、実は我々の未来を暗示する軍事パレードをパロディ化したもの。

過去を巻き戻す様な未来に向かい、このパレードは進んで行く。

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作品『殉教』2019年制作

 

ウサギの骨格によって表された「受難者」と牛の皮、注射器、包帯と晒によって表された「殉教者」の姿。

実験動物の犠牲によって医療やテクノロジーの恩恵を受け、それを盲信する姿はある意味の「殉教」と言えるのかもしれない。

作品の晒は癌患者として医療の中で壮絶な死を迎えた私の母の墓石に巻かれた晒である。

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作品『Death goes around-死は巡る-』2019年制作

 

蓄音器と時計の部品で組み上げられたメリーゴーランドで廻るのは骨となった小鳥とひよこの剥製たち。

我々はいつも同じところをただ巡っているに過ぎない。

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作品『クロノス•カイロス』2019年制作

 

「幸せに生きるために‥」をギリシャ哲学と占星術のエッセンスを子山羊の剥製や死んだハエ、アンモナイトを使い時計として表した「幸せになる為の装置」

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作品『ピエタ-この死を見よ-』2018年制作

 

鹿の頭骨や鹿の毛皮、牛の皮、枯れた木など、かつて生きており今は死んでしまったものたちによって形作られたピエタ。

未来は私たちの直感、発想、共感の力にかかっている。

自然を蔑ろにしては我々も生きてはいけない。

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作品『緊縛金魚•黒出目金』2017年制作

 

着物地と帯地、牛革、古い医療器具によって表された金魚と黒出目金。

経済市場主義の資本主義の中、富める国によって搾取される人々には生命すらその維持を選択することは出来ない。

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作品『シェマハの婚礼』2017年制作

 

銅板、牛革によって作られたペストマスクに、帯と帯締で作られたボンデージ衣装の作品。

ロシアオペラ「金鶏」に出てくる東の国の女王シェマハのオペラには書かれていない女王の本質を表している。

婚礼の後に、国王は本当のシェマハの姿を知る。

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作品『金鶏-The Golden Cockerel -』2016年制作

 

帯、帯締で作られた衣装。 ロシアオペラ『金鶏』に登場する東の国の女王シェマハをイメージと我々の世の流れを重ねたイメージで表したドレス。

ゴールドはこれからの世も象徴している

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作品『黒白鳥-Black Swan-』2015年制作

 

昔の花嫁衣装と襦袢を一切切ること無く形作ったドレス。

「有り得ないこと」という経済用語のブラックスワンという言葉をウエディングドレスとして表した。

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作品『teshio sisters』2014年制作

 

柏原加工紙(株)の産業用加工紙teshioペーパーを使って鳥や花をモチーフとして作られた等身大のペーパードレス。

それぞれのドレスが女性の人生を象徴したデザインとなっている。

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